代表者インタビュー

対話を通じて困りごとに応える事務所に。

労務や社会保険の手続きは、複雑でわかりにくいことが多く、何から相談すればいいのか迷われる方も少なくありません。
当事務所では、まずお客様のお話にじっくり耳を傾けることから始め、対話を重ねながら、それぞれのご状況に合った対応を考えています。一件一件に丁寧に向き合い、貴社の伴走者として長くお付き合いいただける関係を築いていきたいと考えております。

まずは、社労士を目指したきっかけを教えてください。

大学は教育学部だったのですが、周りの多くが公務員を目指す中、「海外でプログラミングを学びたい」というチャレンジ精神を持っていました。幼い頃ドイツで暮らしていた経験もあり、もう一度海外で生活したいという想いがあったんです。そこで留学資金を貯めようと、まずはフードデリバリーの配達員を始めました。

ところが、ちょうどその頃コロナ禍に突入して、海外への道が閉ざされて足止めを食らってしまいまして……。

それから数年間は悩み続けましたが、25歳のときに「長く働き続けられる、本当に手に職をつけられる国家資格を取ろう」と決心して、社労士を目指す方向へ転換したのが始まりです。

数ある資格の中で、社労士を選んだ理由はなぜですか?

当時はコロナ禍で巣ごもり需要が高まっていたこともあり、配達員の仕事と並行して、ネットで完結する仕事にも取り組んでいました。

ただ、そうした仕事はお客様の顔が見えにくく、「誰かの役に立てている」という実感を持ちにくかったんです。そこから、もっと人と深く関わりながら、誰かの力になれる仕事がしたいと強く思うようになりました。

そんな中で出会ったのが、社労士という資格です。社労士は、経営の四資源「ヒト・モノ・カネ・情報」のうち、「ヒト」に関するプロフェッショナルです。労務トラブルの解決はもちろん、採用や制度づくりを通じて、働く人と会社の双方を支えられる点に、大きな魅力を感じました。

実務を行う中で、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

一つは、ある手続きをご案内したときのことです。単に「この書類にご記入ください」と伝えるだけでなく、「なぜこの手続きが必要なのか」「今後どんな影響があるのか」まで丁寧にお伝えしたところ、担当者の方から「そんなふうに説明してもらえたのは初めてです」ととても喜んでいただけたんです。手続きを正確にこなすのは当たり前だと思っていたので、この一言はすごく印象に残っています。

もう一つは、あるお客様から社労士の業務範囲を超えるご相談をいただいたことです。もちろん、社労士としてお答えできる範囲には限りがありますので、その場でお答えできないこともありました。
ただ、それでもお客様が「何でも聞いてみよう」と気軽に頼ってくださったこと自体が、すごく嬉しかったんです。安心して何でも聞いていただける関係を築けているんだと実感できた出来事でした。

ご自身の事務所を開こうと思われたのは、なぜですか?

社労士事務所で経験を積む中で、より多くのお客様と深く向き合い、100%の力でコミットできる関係を築きたいという思いが強くなっていきました。ただ、組織の中で働く以上、どうしても関われる範囲や裁量には限りがあります。

1社1社のお客様とじっくり向き合い、「長くお付き合いいただける関係」を築くためには、自分自身で責任を持ち、お客様と密に関われる自分の事務所を作るしかない——そう思ったのが独立の理由です。

お客様とは、どのような関わり方を大切にしていますか?

私が特にお力になりたいのは、「社員のことは大切にしたいけれど、時代の変化にどう対応すればいいか分からず悩んでいる」という経営者の方です。

今やネットやAIで情報が溢れていて、社会全体がホワイト化して、従業員の権利意識も高まっていますよね。そうした変化に対応しなければと思いつつも、「じゃあ具体的にうちの会社はどうすればいいの?」と板挟みで悩まれている経営者の方も、少なくないと思うんです。

そんなお客様と向き合ううえで、私自身が大切にしていることがあります。それは、「先生」とは呼ばないでほしい、ということです。上から教える関係だと、本音や不安を打ち明けにくくなってしまうと思うからです。対等なパートナーとして同じ目線に立ち、一緒に悩み、一緒に前に進んでいく。そんな関わり方を大切にしています。

目指す事務所像と、そのために大切にしていること

お客様のご要望に応じてとはなりますが、給与計算から社会保険手続き、就業規則、労務相談まで、ワンストップでのまるごとサポートを基本としています。

日頃から給与や勤怠の状況を把握しているからこそ、いざご相談いただいた際に、より深い背景まで踏まえたスピーディな対応ができると考えているからです。

また大切にしているのは、『傾聴』です。今やAIを使えば一般的な答えはすぐに出ますが、会社様のこれまでの歴史やお客様の価値観に合った『貴社独自の解決策』は、対話からしか生まれません。

先回りをして画一的な法律論を押し付けるのではなく、まずは専門家としてお客様の現状や思いをじっくりと受け止めることを大切にしています。

中小企業の経営者にとって、社労士はどんな存在であるべきだとお考えですか?

経営者の方にとって、『いちばん近い相談相手』でありたいと思っています。法律論で選択肢を並べるだけでなく、状況を踏まえて『私ならこう考えます』とお伝えするところまでが、本当の意味でのサポートだと考えています。

特に中小企業では、専任の人事担当者がいらっしゃらないことも多いですよね。そのため、経営者がお一人で判断を迫られる場面も少なくありません。だからこそ、「こんな些細なことを聞いていいのかな」と迷うようなことでも、遠慮なくご相談していただける存在でありたいと思っています。

最後に、企業の皆さんに向けてメッセージをお願いします。

労務トラブルは、裁判などの大きな問題になってからでは取り返しがつかないことも多いです。だからこそ、小さな違和感や『モヤモヤ』を感じた段階で、そのお気持ちをそのままお話しいただきたいんです。

『こんな初歩的なこと聞いていいのかな』とか『頭の中がまとまっていないな』という状態でも全く構いません。
経営者は、日々の決断を一人で抱え込み、孤独になりがちです。一人で抱え込まずに、まずはリラックスして、気軽にお声がけください。

代表 牧野 ユリアン

資格

社会保険労務士

所属

  • 全国社会保険労務士会連合会(登録番号13260300号)
  • 東京都社会保険労務士会(登録番号2600300号)

経歴

2014年3月  東京都立翔陽高等学校 卒業

2015年4月  静岡大学教育学部 入学

2019年3月  静岡大学教育学部 卒業

2023年10月 社労士試験に合格

2024年4月  都内の社労士事務所にて勤務開始

2026年7月  独立開業により当所開設。現在に至る